薔薇の香りに包まれながら 熱い思いが詰まったケーキを食べて 至福の時を過ごしましょう   That’s great!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

バラの中で

真っ白のバラが
勢いよく競い合って咲いている
DSCF3155_convert_20100614072207.jpg


その足元に
ブルーのバラがようやく咲いてくれた
DSCF3131_convert_20100614072246.jpg


アナタも
DSCF3126_convert_20100614072351.jpg


アナタも
DSCF3156_convert_20100614072429.jpg


あぁぁぁ
瀕死の状態から
育ってくれた

バラを見ながら
身体中で感動したことを思い出す

あのファーストバイトの翌日

彼女はお母様と義母のお見舞いに来てくれた

義母は
もう笑わなくなり
目を閉じている時間が多くなり
手を合わせる事も
わたしの頬を撫でてくれることもなくなった

義母は
いつも
私の頭や
頬をなでながら

“むーんちゃん!
 アナタを苦しめるようなことは
 決して起こるはずがない”
そう言ってくれていた

心配事が
ほとんどなくなったわけではないけれど

“もう安心だ!”

そう思って
義母は
逝ってしまうのではないだろうか
私が育てたバラに囲まれて
逝ってしまうのではないだろうかと
思ってしまう

“おかーさん
 起きて
 起きてくださいな”

少し目を開けた義母の手を撫でながら
語りかけた

“おかーさん
 ヨシくんね
 結婚しましたよ
 とっても
 かわいい
 お嫁さんが来てくれましたよ”



“おばあちゃん・・・”

彼女がそばに来て優しい声で呼びかけてくれた

わたしは義母の手の上に彼女の手を重ね
その二人の手を両手で包み込んだ

“おかーさん
 みゆちゃんですよ
 みゆちゃんが
 来てくれましたよ
 ヨシくんのお嫁さんですよ
 おかーさん
 よかったね
 ヨシくん結婚したのですよ
 おかーさん
 みゆちゃんですよ”


みゆちゃんは
ひっくひっくしながら泣き始めた
ファーストバイトのときより
ポロポロポロポロ
イッパイ涙をこぼして
嗚咽しながら泣いた

“みゆちゃん
 ありがとう
 おばあちゃんは
 きっと
 わかってくれてるから
 うれしいって思ってくれてるから”


みゆちゃんは
頷きながら
幼子のように泣き止まなかった

わたしは
その細い肩を抱き寄せて
そっと
背中をポンポン叩いてあげた

“ありがとう
 みゆちゃん”


そう言いながら

顔を上げると

お母様が
ハンカチで
顔を覆って
泣きながら

“ありがとうございます”

そうおっしゃってくださった

慈しみお育て下さったお母様
そして
もうヒトリの
母という立場を与えてもらえる私

そのふたりの間で
みゆちゃんは
ずっと泣いていた

私も泣いた

皆が
温かな
やさしい
時間の中にいた

私もみゆちゃんも
お母様も
そして
義母も

スポンサーサイト
コメント
No title
むーんさんが書く文章は、とっても短いのに、なんでこんなに涙溢れるような光景が浮かんでくるんだろうって思いながら、読ませてもらいました。。

むーんさんとむーんさんを取り巻くご家族の人が、み~んなみ~んな幸せになることを願っていますよ(^^)
いつまでもお幸せに!
2010/06/14(月) 10:18 | URL | ふーみん #-[ 編集]
ほんとに温かい時間ですね。お義母さまはきっと分かってくださいましたよね。いつまでも穏やかな毎日が続くことを祈っています。
む~んさん、お体だけは気を付けてください。
2010/06/14(月) 20:56 | URL | ゆうこっぴ~ #-[ 編集]
No title
薔薇満開のむーんさんの一番好きな季節に可愛いお嫁さんを迎えられ、そしてお義母さんにみゆちゃんの手の温もりが伝えられ、優しい出会いが出来た事、お義母さんきっと喜んでおられますね そしてむーんさんにもひとつ、またひとつと幸せや宝物が増えていきますね
お義母さんを囲んでのお嫁さん、お嫁さんのお母さん、むーんさんの心通う一時はお義母さんから贈られたお祝いの時間かもしれませんね
2010/06/15(火) 21:24 | URL | ポプリ #-[ 編集]
No title
ふーみんさんへ
拙い文章を読んでくださって有難うございます
本当に貴重な体験でした
みんなが幸せになれば・・・・そう思います

ゆうこっぴ~ちゃんへ
アップダウンの日々ですが
アップダウンだから温かさがヒシヒシと感じられるのかもしれません
バラの甘い香りがいっぱいです
アジサイも咲き始めて梅雨のうっとうしさを忘れます

ポプリさんへ
そう・・・義母は無言で私を教育してくれます
全てそんな気がします
終焉を迎えようとしているヒトの尊さを
私はしっかりと・・・しっかりと見守ってあげたいと思います
こんなキモチでそしてその心の準備の出来ることが
これまた、義母から私への最後の贈り物なのかもしれません
2010/06/16(水) 04:47 | URL | むーん #-[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
【モニプラ×東京ラスク】新規無料会員登録で東京ラスクをお味見しちゃお♪