薔薇の香りに包まれながら 熱い思いが詰まったケーキを食べて 至福の時を過ごしましょう   That’s great!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

患者さん

義母の部屋で
陽を取り込もうと
カーテンを開けているときだった

介護士さんが笑いながら入ってきて
私の背をぽ~んと叩き

“昨晩ね、
 Kさんが廊下を車椅子で行ったり来たりしながら
 むーんさぁぁぁん・・・むーんさぁぁぁぁん
 そう言って名前を呼んでいらっしゃいましたよぉ”


4年間も通っていると
私をこの病院の職員さんだと勘違いしている患者さんが多い


忙しい介護士さんや看護師さんは
懇願するような患者さんにさえも
手を貸すことが出来ないときが多すぎる

それは
手を貸さないことが
その患者さんにとって
リハビリにだったり
依頼心を出来るだけ
封じ込めることでもあったりするのだろう

でも
時々
プロではない私は
どうしても
家族サイドで見てしまうから
可哀想になって
でしゃばら無い程度に



そっと

ほんとうに

そっと

手を重ねてあげることがある
背中をしばらく
撫でてあげることがある
そうして
車椅子の横を
少しの時間だけ
一緒に歩いてあげる
ただそれだけの事

義母がそうすることで
落ち着いてくれたから
喜んでくれたから

だから
その想いで

そっと・・・

そっと・・・・

そしたら
とってもうれしそうな顔をして
駄々をこねることも無く
大きな声を出すことも無く
ヒトリ
頷きながら
車椅子で
自分の部屋に戻って行ってくれる

でも・・・
こんな私の行動は
時として喜ばれることはあっても
職員さんたちにとっては
本当は迷惑なことなんだと思った

だから
義母が動けなくなり
意識さえも不安定な状態になってからは
私も
あまり部屋からは出なくなった


義母の個室部屋は
職員さんからいつでも状態が見えるように
ドアを開けている

食事を終えた患者さんの何人かは
部屋のそばで立ち止り

私と目が合うまでうごかない

“ゴハン・・・食べましたか?
 ゆっくり オヤスミ”


部屋の中から
口を動かし大きなジェスチャーをすると

“うん・・・うん・・・”

そう頷いて自分の部屋に戻ってくれる

出来るだけ
病院側の職員さんに迷惑はかけたくない

でも・・・
ついつい



スポンサーサイト

真っ白で可愛くて

ホワイトチョコを使わずに
真っ白なケーキが作りたかった

友達が
マシュマロの事を教えてくれたので

マシュマロを使って
と~っても
簡単な
チーズケーキを
作ってみました

急いだから


手抜きで

雑だけれど

ホワイトデーに
もう一度
作ってみたいです


DSCF2807_convert_20100216084513.jpg


DSCF2806_convert_20100214082512.jpg

灯火



命の灯火が
だんだんと
小さくなる中
心配や不安があっても
あの子がそばにいてくれるから
大丈夫だ!
あの子だから・・・・

親戚中から
そんなふうに
わたしは
思われているらしい

決して
気が利かないというほどでもなく・・・
口下手ということでもなく・・・
悪気などもちろんあるはずもなく・・・
ただ
みんな自分たちの生活を優先している
当たり前の事なのかもしれない

でも・・・・
DSCF2865_convert_20100214082622.jpg

“ 今、疲れているヒトに一番よく効くドリンクををください”
介護と会社と家庭と加えて実家のご両親の世話に走り回っている友人
昼休みを利用して薬局へ駆け込み
咳が治まらない私に栄養剤に
のど飴を添えて送ってくれた

“むーんちゃん・・・・
 風邪治った?
 ちゃんとお薬飲みよし”


毎日メールや電話をしてくれるそのヒトは
手作りの金柑のハチミツ漬けや黒豆
そして沢山のお惣菜を送ってくれた

涙がポロポロ
こぼれる

それは
ヒトの温かさが
心に届けられたとき
言葉より先に頬をつたう感謝

姉以上妹以上の
二人の友人たち
そして
この画面の向こうのお友達の励まし

それから
私の身体を心配する実家の両親の言葉

“むーんちゃん!
 もういいよ!
 何があっても
 アナタを責めるヒトなんか誰一人いないから
 おかーさんは幸せだって思っていらっしゃるから
 だから
 夜は病院の方に任せて
 おうちへ帰っておやすみ
 もう・・・
 いいよ・・・充分してあげてるから・・・・
 むーんの身体のほうが・・・・大事だから”




二~三日の命の灯火が
三週間延長された
小さくなったり
大きくなったり
何とか
灯っている

昨晩も義母は笑ってくれた

“むーんちゃん”

声は出さずに口だけを動かす
声無き言葉でも
私は
うれしい

今日は
病院へケーキを持って行きます
ふわっふわっなスポンジに
ヨーグルトムースをサンドして
とびっきり美味しい生クリームをデコしてから
一枚ずつ心こめて焼いたトラ模様のクレープで包み込み
フルーツの花畑みたいに飾ってみました
職員さんたち
喜んでくれるかな?
DSCF2862_convert_20100214082554.jpg



心寄り添って

いつもの笑みはなくても
担当師長は
それでも
私を見て頷く目は優しかった


“先生が待っておりますので”



“おかあさまは
 今朝から反応がありません
何度も 呼びかけておりますが目をあけることが出来なくなりました
 どうぞ・・・近いことを覚悟なさってください”


私は先生の説明をしっかり聞き
私だけでなく親族にもその覚悟が出来ていることを話した


でも・・・・

私が

呼びかけたら

目を

覚ましてくれるかもしれない

医長室から出て

いつものように
ベッドのそばに行き
義母の頬を
両手でさわって
耳元で
声をかけた

“おかーさん
 来ましたよぉ”


義母が目を開けた
そしてすぐに目を閉じた


“おかーさん
 ご飯たべましょうかぁ
 今日は何をたべますかぁ?”


義母が首を横に振った

“じゃあ・・・
 わたしが持ってきたおミカンのゼリーたべましょうか”


義母は目を閉じたままで頷いた

いつもと
変わらないおかーさんとの会話
ちょっと疲れて目を閉じているけれど
大丈夫
おかーさんは
まだ
ここに
いる

私の後ろで先生の声がした

“不思議だ!
 やっぱり家族の力なのかなぁ
 家族にはレスポンスがあるのか!”


その夜
わたしは
一睡もしないで
義母のそばで
いつものように
持参したシュロの葉っぱを取り出し
バッタを作っていた

何度も義母は目を開けて
私を見て
微笑んだ

そっと
手を握ってあげると
私の手を
自分の懐へ入れて
温めてくれた

そして

“むーんちゃん
 ありがと”

声を出してくれた

そして
この夜
夫が
付き添っている私に
メールを送信してくれた

口下手な夫が
初めて言ってくれた

ただ一言

“ありがとう”

私は
穏やかな義母の顔と
携帯を交互に見ながら
ひとりで
泣いた

義母は
いつ
逝っても
不思議ではない状態です
でも
私にだけは
弱りきった身体中で
表現してくれるのです

“むーんちゃん!むーんちゃん!”と






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
【モニプラ×東京ラスク】新規無料会員登録で東京ラスクをお味見しちゃお♪