薔薇の香りに包まれながら 熱い思いが詰まったケーキを食べて 至福の時を過ごしましょう   That’s great!

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おかーさん


“最善は尽くします

   しかし

 望みは薄いです”


義母は肺炎を併発し
肩で息をして
眉間にしわ寄せ
苦しんでいる

ホッペを
ちょこっと
触ると


“あぁぁぁぁぁ
 むーんちゃん
 来てくれたぁ
 あぁぁぁぁぁ   
 むーんちゃん!”


そう言いながら
血の滲んだ
点滴の管をつけたままの細い手を伸ばし
私のホッペを撫でてくれた

“むーんちゃん
 むーんちゃん
 かわいい・・・

 むーんちゃん・・・
 ほんまに
 ほんまに
 かわいい”


だんだん息遣いが荒くなって
細い手が
私のホッペから
ダラリと落ちてしまう

“おかーさん
 大丈夫!大丈夫!
 私はずっと・・・ずっと
 そばにいますよ
 ここにいますよ”


覗き込んだ私の顔を見て
義母は安心したように頷き
今度は
私の頭を撫でてくれる

私は午後からずっと
ベットのそばで
義母が目を開けたら
いつでも私が見える角度に座って
シュロの葉っぱでバッタを作っていた
DSCF2813_convert_20100118202731.jpg


言葉を発するのがしんどいので
義母は
バッタと私の顔をを見ながら
ニッコリと笑う
私もニッコリと笑ったら
笑った義母の目じりから
涙がポロリとこぼれる

そうして
私に向かって
片手を
お布団からだして
拝んでくれる

“おかーさん・・・・
 大丈夫!!
 楽になるから・・・・
 大丈夫ですよ・・・
 わたしが・・・・いつも
 ここにいますよ”



“むーんちゃん”

娘や息子そして孫の名前を忘れても
私の名前は忘れることがない

久しぶりに来てくれた娘の前で
義母は笑顔を見せなかった
日々の介護に無縁の娘は
肩で息をしながら苦しむ母親の
どのあたりをさすってあげたらいいのか
どうしたらいいのかわからない様子だった

そうして
全てを私に頼んで諦めた様子で帰って行った

わたしはわかる
義母が何をして欲しいのか
手の握り方も
頬のなで方も
髪の毛をどのように梳けばいいのかも

肩で息をしているときも
真綿で包むように
そっと手を重ねると
義母は目をつむったまま頷いてくれる

こんなやさしい時間がどこにあるだろうか
別れが近づく悲しみの中でも
ここまで
穏やかな気持ちで寄り添える関係が他のどこに・・・

キツイことイッパイ言われて
見識の高い義母との同居は
しんどいことが多かった
でも
ほとんどが当たり前の事で
間違った言い方ではなかった
それに気づきながらも
素直に従えなくて
結構
反抗的な嫁だった

この4年間の入院生活が
あったからこそ
私は
嫁姑の域を超えて
イイ関係を築くことができた

それは
母娘との関係とは
また別もので
どこかで一線を置きながらも
常に敬愛に満ちるような
そんな繋がりとなった

わたしは
最期のとき・・・
夫や義姉たちが
居なければ・・・

この腕の中で
おかーさんを
ずっと
抱きかかえていたいと思う

ぎゅっと
抱きしめていてあげたいと思っている

私の
最後の感謝を
伝えるために






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やさしいヒト

義母が
療養型医療施設にお世話になって
4年が過ぎようとしている

夕食の介助を終え
義母を寝かせて
病院を出るところで
院長先生に会った

今年になって同じ場所で二回目である

先生の後姿が哀しそうに感じた

“先生・・・”


“おぅ”
先生が振り返って笑ってくださった


“先生・・・お身体・・・大丈夫ですか?”


“アハハハハハ”
元気のない声で先生は笑っていらっしゃる


“先生・・・お大事にしてくださいね”


“おぅ”


“先生!風邪引かないようにしてくださいね”


“フフフフフフ”

駐車場まで歩きながら
先生は
いつものように

おぅ



アハハハハハ 

そして

フフフフフフ

そんな受け応え


“じゃあ・・失礼いたします”

“おぅ・・・・・・
 一度・・・食事しようか?”


“はぁぁぁぁぁ?????”

先生からまともな会話を聞いて
びっくりして
私は
間抜けな
失礼な奇声を発してしまった

次の瞬間
我に返り

“先生とご一緒にお食事できるのでしたら
 とてもうれしく思います”


そう言って丁寧に頭を下げていると
先生は自分の車に乗り込んで手を上げていらっしゃる

私は院長先生の病状を知っている
抗がん剤投与、放射線治療を繰り返しながら
地域医療と老人医療に全力を注いでいるドクター

運転する車もフツウで
身だしなみもシンプルで
決して
贅沢な装飾は一度として見たこともなく
深夜でも
休日であっても
苦しんでいる患者さんを助けに行く
そんなドクター

病院のホールで
ひとりグッタリしているときだった
介護で疲れた顔していたのだろう
そばを通りかかった先生は
何度も言葉ナシに
頷きながら笑ってくださった


病室で
義母を介護しながら
いろんな語り掛けをしているとき
入り口で足を止めて
笑ってくださってた

この日も
私は
ほとんど
笑わなくなり
ますます
手がかかるようになった義母の介護を
重く感じていた

たまに
面会する肉親も
義母が私にだけ見せる安堵の表情を見て
嫁にしか出来ない世話だと変に確信している

久しぶりに顔を見せた娘の手より
その向こうにいる嫁の手を求め
娘が口へ運んだ食事は首を振り
嫁が運ぶ食事は大きく口を開けてくれる

こうなれば
皆が納得して
全てを
私に
委ねる

それが
上手い具合に
釣り合いがとれた心の状態ならいいのだけれど
周りの
いろんなことに
苦しみやしんどさが大きくなったとき

私は病院の
ホールで
ボンヤリすることが多くなった

親しい看護師さんや
優しい介護士さんは
いつも
心配してくれていて
それは
もしかしたら
院長先生の耳にも
入っているのかもしれない

たかが
患者の家族
100床分の1床

でも

先生は

がんばれぃ

そう

言いたかったのかもしれない


お正月

草食系男子と

肉食系男子と

そして

なめらか系男子

それから

カワイイ彼女や

ガールフレンドたちが


おいしいっ

そう言ってくれたもの

ベスト3を紹介します

卵と粉と生クーリム
シンプル構成のロールケーキ
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プレーンシフォン
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オレンジケーキのキャラメルナッツかけ
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男子たちも女子たちも

いっちばん好きだっ

と言ってくれたのは

自信を持って毎年登場する創作おせち
田作りいかキムチ
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おとなしそうな顔してるけれど
みんな
結構

のんべぇぇぇぇぇ やんかぁぁぁぁ

Happy New Year 2010!


わたしの
だぁい好きな
画面のむこうの
お友だちへ



お家の中に

ラヴ

イッパイ

溢れる年でありますように


今年もよろしくお願いいたします






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